子どもの片付け

「子どもがランドセルを自然に片付けてしまう!? 収納ラックいらずの驚きのアイディアとは?」

石川県金沢市
整理収納アドバイザーの田中由美子です。

ゴールデンウイークも終わり、またいつもと変わらない日常が始まりましたね。
新生活にも慣れてきた頃だと思いますが
お子さまのランドセル置き場、定まっていますか?

■帰ってきたらランドセルが玄関に放りっぱなし。
■リビングに床置きされる。
■ランドセルラックを購入したのに、片付けない。

ランドセル置き場を決めたはずなのに、
決めた場所には置かれないということありませんか?

かつては、我が家もそうでした。
『ランドセルラックがあれば、子どもはランドセルを片付ける』
と思っていましたが
帰ってきたら靴を脱いだと同時に玄関にランドセルを床置き。
リビングにランドセルが入ってくることはありませんでした。

ですが、今は、ある工夫だけで所定の位置に片付けるようになりました。
しかも、ラックを購入する必要は全くありません。

今回は「子どもがランドセルを自然に片付けてしまう!?
収納ラックいらずの驚きのアイディアとは?」というテーマで、
子どもがランドセルを片付けない理由とその解決策をお伝えします。

子どもの身長と収納の高さがあっていない

お子さんの身長にあった高さになっていますか?

「棚が低すぎてかがまないといけないので不便。」
「ラックの位置が高すぎて戻しにくい。」ということありませんか?

お子さんの現在の身長にあわせて高さを調整することが必要です。
高すぎても低すぎても片付けにくいものです。
小学生は成長真っ盛り。
身長もどんどん伸びていくので、定期的な見直しをすることが大切です。

戻しにくい収納や場所になっている

ランドセルが戻しやすい場所になっていますか?

以前、NHKあさイチで「小学生のランドセルが最近、重くなっている!」
という内容の放送を見ました。

中には腰を痛めてしまう子どももいるほどで、
調査では10キログラム近い重さのランドセルもあったそうです。

重たいランドセルは、帰宅したらすぐおろしたいですよね。

「置き場所が2階の子ども部屋なので持っていくのが面倒」という声をよく聞きます。
お子さんにどこであれば戻しやすいのか、ぜひ、聞いてみましょう。

収納グッズの形が子どもの片付け方法にあっていない

収納グッズの形はお子さんの片付け方法にあっていますか?

我が家の失敗例ですが、ランドセルと同じ幅の収納ボックスを購入したため
入れにくくて、片づけなくなった…ということがありました。

フックにしたこともありましたが、
重たいランドセルをフックにはかけにくかったようです。

お子さんの収納にはゆとりや使いやすさが必要です。
複雑で使いにくい収納であれば、ぜひ、簡単で使いやすい収納にしてくださいね。

以上、お子さんがランドセルを片付けない三つの理由をお伝えしましたが
では、我が家の解決策をお伝えします。

ランドセルは「置くだけ」が1番

我が家の子どもたちは「置くだけ」が1番でした。
めんどくさがりの子どもたちは「置くだけ」がピッタリだったのです。

どこに置いているのか?というと、
玄関からリビングに入ってすぐの場所の
キャスターつき収納ボックスの上です。

工夫した点は2つ。
工夫①兄弟が、それぞれどこに置くか分かりやすいように
A4用紙に「名前」と「ランドセルはここにおいてね」を記しました。

長男くんが右側で次男くんが左側。

長男くんに「英語で書いて欲しい。」と言われたので、
めんどくさがりの私は、次男くんにも同じもの作りました。

しかし、次男くんから「英語は読めない。」と言われ、
英語の上に日本語で意味を書き加えてあります。

工夫②雨に濡れたランドセルでも対応できるように
クリアファイルに入れて、マスキングテープで貼っています。

ひっくり返したまま置かれることも多々ありますが

これで我が家の子供たちは
毎日必ずこの場所にランドセルを置くようになりました。

玄関からリビングに入る子どもの動線上に収納ボックスがあるので
自然に片付けてしまい、収納ラック要らずです。

今回は、ランドセルを片付けない理由と解決方法をお伝えしてきました。

収納場所や収納方法がお子さんにあわないと、
そのことが原因となりランドセルを片付けにくい場合があります。

お子さんに合った方法をぜひご一緒に見つけてみてくださいね。

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